2009年10月01日

可愛い可愛い私の――

またしても長くなりましたので2つに分けます

いつできるかわかりませんが、気長に待ってくれると嬉しいです




では、どうぞ






まだかな?


まだかな?



早く帰ってこないかな?


早くあの小さな柔らかく甘い身体を抱きしめたいな












可愛い可愛い私の――








爽やかな秋風が吹いた。
太陽は出ているがそれ程暑くなく、かといって寒いわけでもない。
つまりは丁度いい気候なのだ。



大きな公園の近くを、白いワンピース型の制服を着た、2人の女の子が歩いていた。








「ふぁ〜ぁ、今日も天気も良かったからよく眠れたわ!」
「もー、アリサちゃんったら・・・」
「仕方ないでしょ、小学校の勉強は簡単なんだから」
「それ・・・アリサちゃんだけだよ」
「なのは、あんたも理系とか得意なんだから、その時寝ればいいじゃない」
「ふぇっ! 無理だよぅ、聞いてないと全然わかんないよ・・・」
「ま、頑張りなさいよ」
「うぅ〜」




私立聖祥大付属小学校は有名な学校で倍率も高く入部希望者は後を絶たない。
設備も整っておりクラブなども盛んで、どのクラブも全国レベルである。
勿論勉強の方も凄い。小学校の時には、他の学校では中学で習う英語なども低学年の時に習うのである。





それを簡単と言ってのける、アリサ・・・欠伸をしながら歩いてる女の子のレベルが窺える。
隣に歩いてるなのははアリサを軽く注意するように呼ぶが、いつの間にか言い包められていた。


と、そこに後ろから独特な、柔らかい声でで呼ばれた。







「アリサちゃん、なのはちゃん!」
「・・・はやて!?」
「え! はやてお姉ちゃん!?」
「こんちは! いや〜、久しぶりやな2人とも、」
「うん! こんにちは、はやてお姉ちゃん!」
「久しぶりね、はやて。一体何してたのよ」
「相変わらずやな、アリサちゃんは」
「・・・どういう意味よ」
「まあまあ、アリサちゃん」
「で、なにしてたの?」
「んー、大学生には色々あるんよ、これが」
「いろいろ?」
「せや。先輩付き合いで飲まされたり、図書館の仕事があったり大変なんよ」






はやてと呼ばれた女性は2人に駆け寄ると、2人の頭を撫でながら言葉を交わした。
大学生らしく手には大きめの鞄を持ち、中から少し分厚い本が見えた。
はやては少し疲れたように肩を叩きながら言った。
顔色も悪い。
当然アリサとなのはは気づき、








「お姉ちゃん、大丈夫なの?」
「・・・身体壊してないでしょうね?」
「大丈夫や! 心配せんでも、はやてお姉ちゃんは負けへんで! 今日、アリサちゃんとなのはちゃんと会うたから、一ヶ月は戦えるで!」
「別に心配は・・・っ!」
「ふふ、ほんまに相変わらずやな、アリサちゃんは」
「うん! 学校でもこんなんだから、みんなに可愛がられてるの!」
「ちょっ!」
「なに!? ほんまかいな! これは、先生に頼んで・・・」
「何言ってんのよあんたは! なのはも馬鹿なこと言わないでよ!」
「本当なのに・・・」
「あはは、わかっとるよなのはちゃん。アリサちゃんはツンデレでみんなに愛されてんねんな」
「だから、ツンデレでもないし、愛されてもないわよ!」
「またまたー、そんなこと言っちゃって」
「またまたー、照れなくてもええのに」
「うるさいうるさいうるさーい!」




真っ赤になり両手をぶんぶん振りながら大声を上げて否定していた。
それさえも可愛くてはやてとなのははからかって、またアリサが怒って・・・その繰り返し。
当然この楽しい時間はあっという間に過ぎ去る。





「あ! 家のお手伝いあるから、そろそろ帰らなきゃ・・・」
「ありゃ? もうそんな時間かいな」
「折角逢えたのに・・・」
「・・・・・仕方ないでしょ。とりあえずはやて、ちゃんと連絡してよね」
「堪忍な、ちゃんと連絡いれるからな」
「うん! じゃあ、先帰るね。アリサちゃん、はやてお姉ちゃん! ばいばい!」
「ばいばい、なのは」
「さいなら、なのはちゃん!」




家の手伝いがあるというのでなのはは帰っていき、残ってる2人も帰ろうとした。




「それじゃあ私らも帰ろか」
「ええ。・・・って何よ、それは」




そういってはやてはアリサに左手を差し出した。




「何て・・・手繋ぐんやろ?」
「しないわよ! ってか、帰り道反対でしょ!」
「そんなん、アリサちゃん1人で帰らすわけいかんやろ?」
「・・・・・・っ!」





柔らかな笑みでそう言ってのけた。
アリサは息を呑み、ばっと、顔を逸らした。からかわれた時よりも真っ赤になり、もじもじしている。
はやてはそんなアリサを見て、より一層笑みを深めた。




「手、繋ご?」
「・・・・・・・仕方ないわね。 こ、今回だけよ!」
「ん、おおきに。やっぱりアリサちゃんは優しいな」
「優しくは、ないわ」




アリサの右手とはやての左手。
最初は恥ずかしそうに握っていたアリサの手は、今ははやての手をしっかりと離さないように繋がれている。
顔も嬉しそうだ。本人は隠そうと、むすっとした顔をしているつもりだが、傍から見たら喜んでいるように見える。
はやてもそんなアリサを見て、嬉しそうだ。





“もうちょっと、一緒におりたいな”





そんな無理なことを考えながら、アリサの屋敷ともいえる大きな家の門が見えてきた。




「ありがとう、はやて。ここでいいわよ」
「そか。ほんなら、また今度な」
「絶対、連絡しなさいよ!」
「分かってるて。寂しがり屋のアリサちゃんには毎日でも連絡するから」
「ぶっ! しなくてもいいわよ、そんなの! 寂しがり屋はなのはの方なんだから!」
「ちゃんと、なのはちゃんの方にもするからな。したら、アリサちゃんにもかけてええか?」
「はやてが寂しいならしてもいいわよ・・・」



そこまで言ってアリサは後悔していた。
はやてと逢ったときから嬉しくて仕方がないのだ。手を繋ぐのだってすぐに繋ぎたかった。
今だって、毎日連絡してくれるといった時は嬉しくて嬉しくてしょうがないのに。
自分の性格が嫌になる。なのはみたいに素直に、感情を表に出せればはやてともっと楽しく喋れるのに、と。
そこまで考えてると、ふわりと柔らかいものが頭に乗っかった。
顔を上げると。




優しく、どこまでも慈愛に満ちた瞳でアリサを見ていた。




ぼうっと、する。
気持ちいい。
ずっと、こうされたいなと思っていたら、次には身体全体が柔らかいものに包まれた。
甘いお菓子の香りに懐かしいような香り。
もっと今より小さい頃に感じたことがある。
これは――。






「・・・・・・ぇ?」



理解するのが遅れた。
何がどうなってると思い、横を見ると茶色の髪が見えた。
そこで理解する。




はやてに、抱きしめられている。





「・・・・・なっ!」
「アリサちゃん」
「・・・・・によ」
「そのまんまでええんよ?」
「はやて・・・?」
「私はアリサちゃんとなのはちゃんが可愛くてしゃぁないねん。素直やったりいじっぱりやったり。どんな性格でもアリサちゃんとなのはちゃんに変わりあらへんやろ?せやから、な? アリサちゃん。そんな自分を嫌いにならんといて」
「・・・うん」
「ええ子や。流石アリサちゃんやな」





こんなにも分かりやすいのだろうか、と思うが分かってくれていると思うと・・・嬉しい。
しかも、抱きしめながら言うのだからずるい、と思った。
でも、顔が見えなくて助かった。
今はこれ以上にないくらい全身が熱い。
しばらくしてからはやてが離れていく。
寂しいと思った自分が恥ずかしい。
けど最後にもう一度頭を撫でてくれた。




「あんまり子ども扱いしないでよ」
「あはは、堪忍な。ついつい子どもみたいに扱ってまうわ」
「もう!・・・じゃあ、また今度ね」
「ん。ばいばい、アリサちゃん」



手を振って帰ろうとした時。




「今日はこんなもんやな・・・」




と、小さく呟いた。





「はやて?」
「ああ、なんでもあらへんよ。じゃ、帰るわな」
「へ?ああ、うん」







今度こそ自分の家に帰るべく帰って行った。
しばらく見ていたがはやてが角を曲がったところで、アリサは門をくぐった。
そして、数十匹の犬と一匹の“猫”の出迎えと共に家の中に入っていった。








あとがき
健全なお話になる予定ですが、まだ出てきていないあの子次第でどうなることやら・・・( ´ー`)フゥー

誰がどうなってるかわかる人はわかると思いますがね(・∀・)
ちなみにぶたいちょーは19歳でアリサさんとなのはさんは9歳です
フェイトソンは出ませんのであしからず(ファンの方すみません
あと、学校の授業に関しては捏造です


posted by 団子 | Comment(0) | SS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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