2009年09月05日

甘いもの

えーと、これはえろいです。多分
いや、ぬるいのか?
と、とにかく直接的な描写はありませんがそれなり(?)の描写があるので気をつけてください!
苦手な方はご遠慮下さい


相変わらず書いてることが無茶苦茶です




この世には甘いものがたくさんある。

例えば蜂蜜のような甘いもの。
例えばケーキのような甘いもの。
例えば苺や桃のような甘いもの。


数え切れない程の甘いものがある。
どの甘いものでも私の知ってる“甘いもの”には勝てない。


甘く柔らかく、口に含んだ瞬間芳醇な味がする。
私しか知らない。
私だけ知っている。


“私しか”知ることを許されない。
“私だけ”知ることを許される。











今日は星がよく見える綺麗な夜空。
雲も無く金色の月がぽっかり夜空に浮かんで、満月か、と意味も無いようなことを思いながら、ただ夜空を見上げていた。
満月と星のおかげで明かりを点けていない部屋でも明るく感じる。


「・・・・っん」


どこか熱を含んだような声が漏れたのが聞こえて現実に戻されたような気がした。
昼間は活発なイメージを持つ彼女は、今では静かに白いシーツの上に丸まっている。
彼女の綺麗な髪も今では無造作に散りばめられている。
白いシーツの上に散りばめられ、月光と星の光に髪と白い肌が反射して幻想的な光景に思えた。


「アリサちゃん」


明日は休日だから、と家にお泊りさせたのは私。
こんな風に静かに眠っているのは私がそうさせたから。
彼女の綺麗な髪を無造作に散りばめたのは他の誰でもない私。
真っ白な肌が少し赤みが差してるのは私がしたから。


「アリサちゃん」



ふっくらとした赤い唇で私を誘っているのは貴女。
キスをした瞬間潤んだ瞳がより一層私を熱くさせるのは貴女。
押し倒されても私の名前を熱く呼ぶのは貴女。
何度も何度も何度も手を伸ばしてくるのは貴女。


「アリサ、ちゃん」


私と貴女。
二人しかいない。
二人だけなのに。
なのに、どうして、こんなにも埋まらないのだろうか。
二人の体が重なり密着しても、冷たく感じる。



「アリサちゃん・・・っ」



お願い。起きて。早く私をみて。
翡翠の瞳に私を焼き付けて。
はやくはやくはやく。
赤い唇から漏れる透き通るような声で私を呼んで。
私の名前だけを。




「すず、か・・・?」



うっすらと寝ぼけ眼で、でもしっかりと私の顔を見て名前を呼んだ。
少し声が掠れていた。
些細なことだがアリサちゃんの声なら少しでも聞き逃したくない。


「どうしたのよ?」


身体が痛いのだろうか顔を顰めながら、ゆっくりとした動きで私の傍まで寄ってきた。
痛くしたのも声が掠れてるのも私のせいなんだけど、アリサちゃんは何も言わない。
黙っている私に心配そうな顔で手を伸ばしてきた。



「すずか。一体どうしたのよ、黙ってたらわかんないわよ」


段々と声がはっきりとしてきた。目が覚めてきたのだろう。
眉を少し吊り上げ、眼を細めている。



「ううん、ただ・・・」
「ただ?」
「埋まらないなって・・・」



アリサちゃんには嘘をつけないし、ついたところですぐ分かるだろう。
でも本当のことを言ってもわからないと思う。



「うまらない?」
「うん。自分でも何を言ってるのか分からないんだけど」
「それは、触れてるのに触れてない感じってこと?」
「どう、なのかな? ごめんアリサちゃん。よく・・・わかんないや」



案の定、首を傾げながら聞き返してきた。
でも私が言ったことにちゃんと考えてくれている。
“触れてるのに触れてない感じ”ってアリサちゃんは言ったけど、そんなことは無い。
アリサちゃんの温かさや柔らかさは一度触れたら忘れられない。
触ったら吸い付いて離れられない離したくない、そんな感じだ。
・・・それを言ったら顔を真っ赤にしながら怒られた。




「・・・・・・」
「・・・・・・」
「えっと、アリサちゃん?」
「・・・・・・」
「ご、ごめんね? 私が変なこと言ったから!」



やばい。
怒らせた?
それもそうだろう。私のせいで身体も痛くて寝不足なのに、私が変なこと言ってしまったから、じっ、と下を見ながら何かを考えている。
そして、当たり前だが二人とも何も身に着けていない。
身に着けるとしたら薄いタオルケットぐらいだが、暑いしアリサちゃんは何か考えてるから身体に巻こうとしない。
よって、自然と目に行くのはアリサちゃんの豊満な身体だ。
白い身体に所々に咲いている紅い華。
肩から身体のラインが綺麗だとか、中学生になって発達した綺麗な胸とか、その先端が薄い桜色で可愛らしいとか。
太腿のあいだにある秘密の場所から溢れ出す蜜とか、触っただけで可愛らしい唇から漏れる嬌声とか。
散々したのに、こんなにも私は欲が強かったのだろうか?
ごくり、と唾を飲み込む。
だめだ、だめだ、落ち着いて。
すっと目を逸らす。
ちらっ。
落ち着かない。




「・・・すずか」
「ふぁいっ!?」


自分の中で葛藤してる最中に名前を呼ばれた。
かなり驚いたから声が裏返ってしまってもの凄く恥ずかしい。
アリサちゃんも驚いてた。ごめんね。


「えぇっと、何? アリサちゃん」
「あー、そのさっきのことなんだけど・・・」
「あ、あれは別に私が思っちゃっただけで、アリサちゃんが気にすることないよ!」
「気にするわよ」
「え・・・」
「だ、だって!その、あたし達は・・・こ、こ、恋人同士だし、やっぱり、わ、分かり合いたいじゃない!」


さっきまで黙っていたのは私が言ったことをアリサちゃんなりに考えてたらしい。
しかも“恋人同士”というのが恥ずかしいらしく、どもりながら言ってたけど最後は声を張り上げていた。
でも。
やばい、嬉しすぎる。
まさかこんな反応にどうしたらいいのかわからなくて固まってしまった。



「だって、そうでしょ!恋人には喜んで欲しい、笑っていて欲しい。もし泣くようなことや困るような悩みがあるなら一緒になって考えたいじゃない!」
「アリサちゃん・・・」



それをアリサちゃんは黙った私を見て、より一層恥ずかしくなったらしく怒り出した。
“恋人同士なら一緒になって考えたい”というのがアリサちゃんの考え方だ。
一緒になって考えてあげるのは友達同士でもできるけど、やはりこういうときは意味合いが違ってくる。
それが嬉しくて嬉しくて堪らない。
何だかそれだけで身体の中がふわふわとした気持ちが出てきた。
それはさっきまで身体の中が冷たかったのに、それすらも温かく溶かしていった。



何だか分かった気がする。
“それ”がなんだったかのか。
私は本当にアリサちゃんに救われているばかりな気がする。




「ありがとう、アリサちゃん」
「え?」
「もう、大丈夫だよ」
「・・・本当に大丈夫なの?」
「うん!」
「・・・・・・そう、ならいいわ」
「本当にありがとう」




一緒なのだ私達は、何処にいても、どうなっても。
それは間違いない。
でも、約束されてるわけじゃない。
だから考えてしまった。この人が何処に行ってしまうんじゃないかと。
私の知らない人に連れ去られてしまうんじゃないかと。
いや、もしかしたら身近な人に連れて行かされてしまうんじゃないかと。
だから思ったのだ。
私しか知らなかったらいいと。
私だけ知っていればいいと。
今思うと馬鹿な考えだと思う。
アリサちゃんはこんなにも私のことを考えてくれてるのに。
こんなにも見つめていてくれてるのに。
こんなにも近くにいるのに。




「アリサちゃん」
「ん? 何、すずか」
「これからも、ずっとずっと私のことを呼んでくれる?」



最後の確認だった。
いや、これからもずっと確認するだろうな、と思いながらアリサちゃんに尋ねた。




「当たり前でしょ。呼び続けるわよ。何処にいても、私が見つけてそれで・・・」



ふわり、と甘い香りが鼻を掠めた。
目を見開くと、目の前には端整な顔があった。
アリサちゃんと声を出すまもなく口を遮られた。
何によって?
アリサちゃんの唇によって。
甘い。こんなにも甘いものを私はアリサちゃん以外知らない。




「んっ・・・ふ、ぁ」
「・・・は、ぁ」



息が続かず、唇を離して空気を吸い込む。
初めてだった。こんなにもアリサちゃん自ら求めてキスをするなんて。



「好きよ」
「・・・・っ!」
「こうやって、抱きしめてキスをして離さないわ」
「・・・・っアリサちゃん!」


好きだよ、大好きなんだよ、アリサちゃん。
手を繋ぐもキスをするのだって全部私からだったから。
アリサちゃんは私を好きかどうか分からなくなっきて。
それが今アリサちゃんは私を求めて、そして好きだって。



「ごめんね、すずか。寂しかったのよね? あたしが恥ずかしがって、それですずかが自分からしてきてくれた。それが、嬉しくて安心して甘えてた。すずかも甘えたいのにね。ごめん、本当にごめんね、すずか・・・・っ!」
「ア、リサっ・・・ちゃん!」


アリサちゃんが恥ずかしがり屋なのは皆知っていて、皆可愛いと思ってる。
本人はそれがコンプレックスらしい。
でも、アリサちゃんは私がするのを嬉しいって言ってくれてる。
最後には涙声になっていた。肩も震えていた。



「ねえ、アリサちゃん。私も呼ぶよ」
「すずか?」
「私たちの気持ちが一緒だったらアリサちゃんも寂しい時もあるってことだよね? だから私も呼ぶよ。それで抱きしめてキスして好きだよって言うよ」
「すずか・・・・」
「ずっと、一緒だよ?」
「ええ、ずっと一緒よ」




身体を離し向き合った。
顔はお互い真っ赤になっていたがそれさえも嬉しかった。
そして笑いあってようやく本当の“二人”になれた気がした。





この世には甘いものがたくさんある。

例えば蜂蜜のような甘いもの。
例えばケーキのような甘いもの。
例えば苺や桃のような甘いもの。


でも、私はどの甘いものよりも“甘いもの”を知っている。


私以外に知られることのない、世界中のどこを探しても見つからない。


極上で芳醇な“あまいもの”。


ねえ、“アリサちゃん”?












あとがき
あぁぁああぁぁあ!

やっちゃった

恥ずかしいわ!これ!
皆よくかけるなえろいの!
マジ尊敬する!いや、します!
何がどうなってこうなったかは、自分でもわかんない(ノ∀`)アチャー


posted by 団子 | Comment(0) | SS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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